山口県周南市で「ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡」がオープンしました

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11月6日(金)に、周南市美術博物館にて「ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡」展が開幕いたしました。








周南市美術博物館では、2020年度に予定されていた企画展の中止・延期を余儀なくされ、本展が本年度初めて開催される企画展となります。

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ご来館の皆様に安心して展覧会をお楽しみいただけるよう、作品や椅子同士の間隔が十分に空けるなど、担当学芸員の方をはじめ館の皆様がご尽力くださいました。

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サイズの大きな作品も、ゆったりとご鑑賞いただけるかと思います。

なんと展覧会の初日には、本展で展示中の写真を撮影された写真家の織作峰子先生もお祝いに駆けつけてくださいました。

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周南市美術博物館は同地出身の写真家・林忠彦(1918-1990)の作品を中心に、写真作品を多く所蔵されており、館内の「林忠彦記念室」では充実した所蔵品の一部をご覧いただくことができます。

大竹省二(1920-2015)先生を師事された織作先生は、林忠彦先生ともご交流があったそうで、林先生との心温まるエピソードを伺いながら展示室を拝見すると、肖像写真からも林先生のお人柄が浮かび上がってくるように感じられました。

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展示室内には、林先生が太宰治(1909-1948)を撮影されたバー「銀座・ルパン」のカウンターを再現したスペースもあり、林先生や太宰治をはじめ、同時代の文化人が集ったバーの雰囲気を感じることができます。

展示をゆっくりご堪能頂いた後は、館内の「カフェテラス まど」でご休憩がオススメです。ショーケースにずらっと並んだティーカップたちがお出迎えします。

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モリス展限定メニュー「リトル・アフタヌーンティープレート」とともに、英国気分を味わってみるのはいかがでしょうか?

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カフェからは、ちょうど色づき始めた木々と噴水池を眺めることができます。
モリスの原風景に思いを馳せながら、周南市美術博物館で穏やかな時間を過ごしにいらしてください。(TW)


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関連リンク:
周南市美術博物館