ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡
2019年度-
ウィリアム・モリス(1834-1896)は19世紀のイギリスを代表する芸術家の一人として知られており、とりわけ彼が手掛けたデザインの数々は今なお世界中で愛され続けています。
ロンドン北東のウォルサムストウで生まれたモリスは、「エピングの森」で自然と戯れながら幼少期を過ごしました。オックスフォード大学を卒業後、ジェイン・バーデンと結婚。新婚の住まい「レッド・ハウス」で、仲間たちとともに室内装飾を手がけ、「モリス・マーシャル・フォークナー商会」(後のモリス商会)を設立します。晩年に至るまで、織物やテキスタイル、壁紙、本、タイルなどの制作に勤しみました。理想卿として称えられた「ケルムスコット・マナー」や、モリスが釣りや川下りを楽しんだテムズ河の支流など、様々な場所がインスピレーションとなり、数多くの作品が生み出されました。
本展では、アーツ・アンド・クラフツ運動の先駆者であり、「モダン・デザインの父」と称されるモリスの創作の遍歴を、英国の風景とともに、時代を追って紐解きます。作品と現存する風景を照らし合わせながら、モリスのデザインをめぐる旅へ出かけましょう。
出品作品 :
- 約80点程
会場・会期 :
-
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<画像>
ウィリアム・モリス
《メドウェイ》
1885年
Photo ©Brain Trust Inc.
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