シャルル=フランソワ・ドービニー展が東京でオープンいたしました

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シャルル=フランソワ・ドービニー展が、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で4月20日に開幕いたしました。








前日の内覧会開会式には、本展にご後援をいただいておりますフランス大使館から、駐日フランス大使ローラン・ピック閣下にご出席賜りました。パリのノートルダム大聖堂の事故が起きた後でしたので、ノートルダム大聖堂のお話から、ドービニーのこと、日仏文化交流のこと、ランスと名古屋の姉妹都市のこと、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館が長年にわたりフランス芸術の紹介に力を入れてこられたことなど、多くのことをお話しいただき貴重な機会となりました。

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東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館では、現在、新しい美術館を建設されており、ドービニー展は、現在の美術館で開催される、最後から3番目の展覧会となるそうです。

現在の、損害保険ジャパン日本興亜株式会社本社ビル42階の美術館での作業は、個人的には最後となりますので、感慨深い展示作業となりました。

新しい美術館の建物は、損害保険ジャパン日本興亜株式会社本社ビルのすぐ隣です。地上6階建てとのことで、現在は、工事中の建物が見えます。

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東京会場のポスターは、初夏を感じさせるとてもすてきなポスターです。(展示作業時の撮影のため、まだ「休館中」となっています。)新しい美術館は、ポスターの右側、新宿駅側に建設中です。

東京での会期中は、平成から令和へ時代が変わり、今年から来年にかけて、東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館も新しい美術館へお変わりになりますし、今回はひとつの節目のようなものを感じる展示作業となりました。

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展示作業中に、ドービニーの作品を見ていて、ひとつ新たなことに気がつきました。池を描いた作品に、泳いでいる人も描かれていたのです。図版では見逃していたこともあり、新鮮な驚きでした。ドービニーの作品は、細かいところまで描かれており、じっと見ていると新しい発見がたくさんあります。最初の山梨での展示作業時にも、幾つかの作品に、小さな鳥や牛などが描かれているのを発見し、ドービニーはやさしい人だったのではないか…と想像しました。

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ドービニーの作品には、カエルも出てきます。

ドービニーは、今まで日本では個展が開催されなかったこともあり、西洋美術史では重要な画家でありながら、一般的にはあまり意識されていない画家かもしれません。
東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館では、6月30日まで開催されておりますので、是非この機会にドービニー展をご覧いただき、ドービニーを発見していただけましたら幸いです。(T.H.)



関連リンク:
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館