「ピカソ フランス国立図書館版画コレクション」新潟でオープンしました

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「ピカソ フランス国立図書館版画コレクション」展第4会場目の巡回を迎えますのは、新潟市美術館です。
ピカソの作品からインスピレーションを受け各会場でデザインされた、オリジナリティー溢れる広報物のデザインは本展の見どころの一つ。
第4会場目の新潟市美術館では、赤、青、黒で構成された展覧会タイトルロゴが看板や広報物に使われています。





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ピカソの作風を表現したこちらのタイトルロゴは、日本国内を中心に使用されているロゴマークを選定し、掲載するデザインギャラリーサイト「ロゴストック」にも取り上げられています。
こちらのロゴデザインに込められたデザイナーの思いを知ると、普段とは異なる角度から展覧会を楽しめることと思います。


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さて、本展ではフランス国立図書館が所蔵するピカソの版画作品を紹介しておりますが、一口に版画とは言っても、その技法は多岐に渡ります。
エングレーヴィングやリトグラフなど、実際にそれらの技法を用いて作品が完成する工程を見る機会は滅多にありませんよね。
そこで新潟会場では、フランスのリヨン印刷博物館による映像協力のもと、エングレーヴィングやリトグラフの制作工程を紹介した映像を上映しております。
映像をご覧いただくと、ピカソの版画作品に対する理解もより一層深まるのではないでしょうか。

さらに会期中には、ピカソの人生と作品について、家族や恋人、アーティストらが語ったドキュメンタリー『ピカソ:天才の遺産』が上映される予定です。
本展の出展作品にも描かれているフランソワーズ・ジロー(1921-)も登場しておりますので、展覧会と併せてぜひご鑑賞ください。
上映スケジュールは美術館のサイトよりご確認いただけます。

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秋の深まりと共に、美術館に向かい合う西大畑公園では樹木が美しく彩られています。
今週末は新潟市美術館にて、芸術と紅葉を味わってみてはいかがでしょうか。(TW)



関連リンク:
新潟市美術館(トップ)
新潟市美術館「ピカソ 版画をめぐる冒険」(「ピカソ:天才の遺産」上映スケジュールなど)
ロゴストック(ピカソの作風とロゴとしての機能性を融合したロゴ)