「ピカソ フランス国立図書館版画コレクション」京都でオープンしました

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「ピカソ フランス国立図書館版画コレクション」展の巡回もいよいよ第3会場目を迎えました。
今回会場となるのは、ジェイアール京都伊勢丹7階にあります美術館「えき」KYOTOです。








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ジェイアール京都伊勢丹は京都駅に隣接しており、雨の日でも駅から濡れずに来られるのが嬉しいですね。

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ご存知の方も多いと思いますが、出展作品所蔵先のフランス国立図書館があるパリ市と、京都市は1958年に友情盟約を締結しており、今年(2018年)は両市の友情盟約締結60周年を迎える年となるそうです。

スペイン育ちのピカソがパリにやってきたのは1900年のことで、早くも1901年には画商アンブロワーズ・ヴォラールの画廊でスペイン人画家のイトゥイーノとの二人展を開催します。この展覧会の後にピカソは詩人のマックス・ジャコブと出会い、1904年にはモンマルトルにあったアトリエ住宅で、マックス・ジャコブが名付け親となった「洗濯船(バトー=ラヴォワール)」で暮らし始めます。当時のパリではピカソと同じように、芸術家を志して国外からやって来た人々が数多く生活しており、アメデオ・モディリアーニやジョルジュ・ブラックらも「洗濯船」を活動拠点としていました。昔も今も変わらず、パリは芸術家に愛され、多くの芸術家を育てたと言えるかもしれません。

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[写真:1910年頃の洗濯船(モンマルトル美術館所蔵)=パブリックドメイン。https://ja.wikipedia.org/wiki/洗濯船#/media/File:Le_Bateau-Lavoir,_circa_1910.jpg ]

9月からは京都市内の各地でパリ・フランスにまつわる文化イベントが開催されているそうです。ピカソの作品と共に、京都でパリのエスプリに触れてみませんか?
会期終盤は混雑が予想されますので、どうぞお早めにご来場くださいませ。(TW)

関連リンク:
美術館「えき」KYOTO