ヴラマンク展がひろしま美術館でオープンいたしました

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ヴラマンク展が、ひろしま美術館で11月3日にオープンいたしました。








前の会場からの撤収、展示作業中は、台風が2つも発生し、不安定なお天気となりました。そのようななか、今回の作業では、ヴラマンクと季節について少し思いをめぐらしました。

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前会場の山梨県立美術館では、ご来館された方から、ヴラマンクは、夏は何を描いていたのでしょうか?というご感想が寄せられたそうで、確かに…と話題になりました。

ヴラマンクといえば、日本では特に、雪景色をはじめとする、暗い色調の作品の印象が強く、今回の出展作品も、雪景色が多いのです。雪はなくとも、木々の葉は落ち、人々の服装からも、なんとなく寒い季節に見える作品が多数です。もちろん花など他の題材も描いているのですが、ヴラマンクは、夏にも雪景色を描いていたのでしょうか。それとも、主に冬に作品を制作していたのでしょうか。

展覧会は、主に年代順となっておりますが、前半は、色調も明るく、描かれた季節も、1年の早い季節に感じるので不思議です。ヴラマンクの気持ちと関係しているのか、興味の対象が次第に変化したのは何故でしょうか。本展の特徴のひとつ、ヴラマンクの言葉も、もしかしたらひとつの手がかりとなるかもしれません。

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ヴラマンクと家族の写真。ヴラマンク自身の写真も、上着を着込み、首元にスカーフやマフラーを巻いていることが多いように思います。

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寒い雨の中、広島市内で発見したヴラマンク展のポスター。
これからの季節、冬に向けて、ヴラマンクの作品が身近に感じられる季節となります。ひろしま美術館では、12月24日までの開催となります。今年は雪が降るでしょうか…? (TH)

関連リンク:
ひろしま美術館