ホフマンとウィーン工房展

1995-1996年度

19世紀末から20世紀初頭にかけて、ウィーンでは新しい芸術のありかたを創造しようとする動きが起こりました。その中心にあったウィーン分離派は、総合芸術の実現をめざし、美術史のみならず近代デザイン史上重要な位置を占めています。

分離派の創立メンバーであったヨーゼフ・ホフマンは、建築空間およびそこで使われる家具や什器、人々の衣類までもトータルにデザインし、総合的に調和した美的空間を作り出すことに努力します。その理想を実現するため友人のモーザーや、パトロンのヴェルンドルファーと開設したウィーン工房は、職人と芸術家からなる集団で、デザイナーがデザインしたものを、素材ごとに分かれた各部門の工房で制作しました。

本展ではホフマンの手がけたプロジェクトから代表的なものをとりあげ、建築空間とそこに生み出された美的調和の世界を辿るとともに、クリムトやシーレなどホフマンを取り巻く芸術家たちのウィーン工房への関わりを紹介します。

出品作品 :
  • 157 点
会期 :
  • 1996年3月〜8月
会場 :
  • 豊田市美術館 [愛知]
  • 佐倉市立美術館 [千葉]
  • 徳島県立近代美術館
Josef Hoffmann

<画像>
図録表紙より

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