名犬の肖像画展

1996年度

本展は17世紀に始まって19世紀に至るヨーロッパの犬の絵画を紹介するユニークな展覧会です。

European Dog Painting - Braintrust Inc.

西洋絵画では犬は早くから宗教画や歴史画のなかに登場し、多くの場合は象徴的意味を持つモチーフとして扱われてきました。また17世紀オランダ風俗画には、それまで絵画の対象とみなされていなかった日常的な題材が描かれ、犬の肖像という分野の展開の素地となります。犬が絵画作品の主題となるのは18世紀、そして犬を飼うことが盛んになった19世紀のイギリスでドッグ・ペインティングはその黄金時代を迎えます。

本展は17世紀に始まって19世紀に至るヨーロッパの犬の絵画を紹介する日本で初めての本格的な展覧会です。フランドルのファン・ダイクをはじめ、フランスの宮廷画家ウードリ、美術史上最も有名な動物画家ランシアやボヌール、ヴィクトリア朝を代表する画家たちを含め、さらにはルノワールらの描いた多様な犬の肖像を展観します。いずれの作家も犬への愛情と敬意を込めて制作にあたっていることをご鑑賞いただけるでしょう。

出品作品 :
  • 75 点
会期 :
  • 1996年4月〜9月
会場 :
  • 松坂屋美術館 [名古屋]
  • 伊勢丹美術館 [東京]
  • ナビオ美術館 [大阪]

<画像>
図録表紙より

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