ポール・デルボー展
1989-1990年度
ベルギーが誇るシュルレアリスム(超現実主義)の世界的巨匠ポール・デルボーの日本における四度目の回顧展です。
1897年に生まれたデルボーは、最初ブリュッセルの美術学校で古典絵画を学び、1934年に開かれた「ミノトール展」でキリコやダリ、マグリットらの作品に出会って感銘を受け、シュルレアリスムの世界に入り、現代の神話ともいうべき夢と幻想の画風を築きあげました。
万人から敬愛されるデルボーの作品展は、1975年に日本で紹介された後、これまで三回開かれ、その妖しい甘美な画面に魅了された人たちも多いことでしょう。不思議な裸女たち、夜汽車、古風な建物などが生み出す夢の物語—画家自身と、デルボー財団の全面的な協力を得て、ヨーロッパの美術館、コレクターから名品117点を選りすぐり構成する回顧展となります。
出品作品 :
- 油彩 47点、水彩 70点
会期 :
- 1989年11月〜1990年5月
会場 :
- 大丸ミュージアム・梅田 [大阪]
- 大丸ミュージアム KYOTO
- 伊勢丹美術館 [東京]
- 姫路市立美術館 [兵庫]
- 横浜美術館
<画像>
ポール・デルボー
《花嫁の衣装》
1976年
油彩・カンヴァス
Crédit phtographique : Fondation Paul Delvaux
ご利用条件 : 当ホームページに掲載されている画像・写真・テキストを含むすべてのコンテンツに関する著作権は株式会社ブレーントラストに帰属するか、または使用が許可されており、日本の著作権法および国際条約によって保護されています。特に断り書きのある場合を除き、これらを許可なく利用・複製・再配布・出版することを禁じます。