パリ国立図書館蔵 海を渡った浮世絵展
1989-1990年度
パリ国立図書館の浮世絵版画コレクションから役者絵や美人画を中心に約160点を厳選し、浮世絵の歴史の流れを概観します。
フランスでは1867年のパリ万博を契機として日本美術への関心が高まり多くの愛好家が生まれました。その独特な構図、陰影のない色彩、奥行きのない描写などは、印象派やナビ派の画家たちに少なからぬ影響を与え、またその豊かな色彩はヨーロッパにおける版画技法の発展を大いに促しました。
パリ国立図書館が初めて浮世絵を購入したのは1890年頃とされ、それ以降、日本美術愛好家のテオドール・デュレのコレクションをはじめ、数々の寄贈作品も含めてその内容は充実し、現在約2000点もの浮世絵版画が収蔵されています。その膨大なコレクションの中から代表的な役者絵や美人画を中心に約160点を厳選し、浮世絵の歴史の流れを概観します。
出品作品 :
- 160 点
会期 :
- 1990年1月〜5月
会場 :
- 小田急グランドギャラリー [東京]
- 大丸ミュージアム・梅田 [大阪]
- 広島県立美術館
<画像>
喜多川歌麿
高島おひさ
寛政5年(1793)頃
Crédit phtographique :
- Bibliothèque Nationale de Paris
- Jean Dubout
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