モリスが先導したアーツ・アンド・クラフツ イギリス・アメリカ
2008-2009年度
世界各地に展開したアーツ・アンド・クラフツ運動を、発祥の地イギリスと独自の発展を遂げたアメリカの作品約150点により展観します。
アーツ・アンド・クラフツ運動は、19世紀後半にウィリアム・モリスが先導し、20世紀の工芸・デザインの展開に大きな影響を与えた工芸の革新運動です。機械による量産を否定し、職人たちによる中世の手工芸を理想とした、アーツ・アンド・クラフツ運動はイギリスの新たな世代の建築家や芸術家に引き継がれ、ヨーロッパ大陸や、アメリカ、日本にまで影響を及ぼしました。とりわけアメリカでは、1890年代以降、アーツ・アンド・クラフツ展協会が各地の主要都市に設立され、陶器や工芸の芸術家村が多数生まれるほどになり、家具のデザインや陶芸作品などに影響を与えました。
本展ではモリスやアーツ・アンド・クラフツに参加したイギリスの作家たちをはじめ、チャールズ・レニー・マッキントッシュがリーダーとなったグラスゴー派、グスタフ・スティックリーやフランク・ロイド・ライトらアメリカの芸術家たちの作品など約150点を展観します。
出品作品 :
- 147 点 (壁紙、テキスタイル、家具、ランプ、書籍、花瓶ほか)
会期・会場 :
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2008年度
- 北海道立釧路芸術館 ... 2008年6月21日(土)〜8月31日(日)
- 埼玉県立近代美術館 ... 2008年9月13日(土)〜11月3日(月・祝)
- 松下電工 汐留ミュージアム [東京] ... 2008年11月8日(土)〜2009年1月18日(日)
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2009年度
- 倉敷市立美術館 [岡山] ... 2009年4月10日(金)〜5月10日(日)
- 郡山市立美術館 [福島] ... 2009年6月2日(火)〜7月5日(日)
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展覧会図録より
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