アール・デコ展 - ソナベンド・コレクション -
2001-2002年度
アール・デコの大コレクションとして有名なソナベンド・コレクションより、アール・デコを彩った重要作家の作品をご紹介します。
アール・ヌーヴォーを経て1920年代から30年代にかけてフランスを中心に大きく花開いたアール・デコは、社会が大きく変貌しつつあった時代を反映し、主に抑制された幾何学的工芸デザインを大きな特色とします。しかしある限定された様式というよりは、芸術が洗練された形で幅広く生活に溶け込みつつあったこの時代のデザイン感覚と、その所産を総称するものといえます。
1925年にパリで開催され大きな評判を得た「現代装飾美術・産業美術万国博覧会」のタイトルの一部にその名称を由来するアール・デコは、第二次大戦後に再評価が高まり多くのコレクター、美術館により収集されました。その先駆けとなるソナベンド・コレクションには初期から最盛期にかけての多様で充実したアール・デコの作品群がそなわっています。本展は同コレクションのなかから、リュルマン、デュナン、プランツなどの家具、ピュイフォルカの銀器、ラリックやドームのガラス工芸、デプレによるアクセサリーなど、アール・デコを彩った重要作家の作品をご覧いただきます。
出品作品 :
- 家具17点、金属32点、ガラス75点、シルバー・アクセサリー42点
会期 :
- 2001年6月〜2002年6月
会場 :
- 伊勢丹美術館 [東京]
- サントリーミュージアム [大阪]
- いわき市立美術館 [福島]
- 秋田市立千秋美術館
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香水瓶《りんごの花の蓋》
ルネ・ラリック
型吹き ストッパーは型押し パチネ / 1919年
Photo by 川上守
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