英国国立ヴィクトリア＆アルバート美術館所蔵作品より、ルネサンスから印象派にいたる巨匠の名画50点を一堂に展観します。500年にわたる西洋美術の変遷をご堪能ください。

ヴィクトリア＆アルバート美術館は、1852年に創設された産業博物館をもとにしてできた英国の国立美術館です。収蔵品は古今東西の諸文化を対象にしており、質量ともに極めてすぐれた内容で、美術関係者のみならず世界の美術愛好者の注目を集めています。

同館は、装飾美術の大美術館として国際的に知られていますが、ジョン・コンスタブルのコレクションのほか、数の上ではロンドンのナショナル・ギャラリーを上回る絵画を所蔵していることはあまり知られていません。本展はそのコレクションの中から、ルネサンスから印象派にいたるヨーロッパ絵画に焦点をしぼり、イタリア、スペイン、オランダ、フランドル、イギリス、フランスなどの巨匠の名画50点を一堂に展観します。500年にわたる西洋美術の変遷をご堪能ください。また本展は、日英間の強い文化的なつながりを祝して行われる英国祭「UK90」の一環行事として開催されます。

出品作品 :

• 50点 （ボッティチェッリ、クリヴェㇽリ、ティエーポロ、ベラスケス、ムリーリョ、ホイエン、レンブラント、デ・ホーホ、ブリューゲル、ルーベンス、ファン・ダイク、レイノルズ、ゲインズボロ、ブレイク、コンスタブル、ターナー、ロセッティ、バーン＝ジョーンズ、プッサン、ブーシェ、アングル、ドラクロワ、テオドール・ルソー、クールベ、ドガなど）

会期 :

• 1990年9月〜1991年5月

会場 :

• 伊勢丹美術館 [東京]
• 大丸ミュージアム・梅田 [大阪]
• ひろしま美術館
• 福岡市美術館
• そごう美術館 [横浜]
• 三重県立美術館

<画像>
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ
《白昼夢》（部分）
油彩・カンヴァス
Photographic credit : Courtesy of the Trustees of the Victoria and Albert Museum, London