世界有数の水彩画コレクションを誇る英国国立ヴィクトリア＆アルバート美術館のご厚意により、英国水彩画史を彩る名品100点をご紹介いたします。

ヴィクトリア＆アルバート美術館は、1852年創設の産業博物館をもとに設立された英国の国立美術館です。本展は、同美術館が誇る膨大な水彩画コレクションのなかから、ゲインズボロ、カズンズ、ガーティンをはじめ、コンスタブル、ターナー、サミュエル・パーマー、ウィリアム・ブレイク、バーン＝ジョーンズなど著名な画家の作品とともに、時代の流れのなかで忘れ去られたボウラー、ボイス、ロビンソンらの秀作を加えて厳選された100点で構成されます。18世紀における風景画、19世紀における水彩絵の具の発展、そして20世紀における水彩画の展開を通覧するものとなっています。本展が水彩画の魅力を発見する機会となれば幸いです。

出品作品 :

• 水彩100点

会期 :

• 1999年10月〜2000年4月

会場 :

• 入間市博物館 [埼玉]
• 平塚市美術館 [神奈川]
• 姫路市立美術館 [兵庫]
• 郡山市立美術館 [福島]

<画像>
ジョン・コンスタブル
《オールド・セーラム》
1834年
Image courtesy of the Victoria and Albert Museum
Image © Victoria and Albert Museum