アメリカン・ナイーブ展 - 10人の女流画家たち -
1988年度
20世紀アメリカの代表的な10人の女性ナイーブ・ペインター(素朴画家)たちによる「アメリカン・ナイーブ展」を開催します。
アメリカでは19世紀中葉を頂点として、美術の専門教育を受けていない非職業画家による民衆芸術が栄えました。彼らは自分たちに親しみのある身の回りのモチーフを生き生きと描き、ナイーブ・ペインティングとも呼べる独自の芸術を創り上げました。
20世紀に入ってもこの伝統は受け継がれ、数多くのナイーブ・ペインターがアメリカに現れ、とりわけ女性たちの活躍は目を見張るところがあります。彼女たちは古き良き時代のアメリカを回想しアカデミズムにとらわれず自由に描くことにより、新しいナイーブ・ペインティングを築きあげています。本展は、グランマ・モーゼスを始めとする彼女たちの作品を通じて、この実り豊かな世界を本格的に紹介するものです。
出品作品 :
- 70 点(フォーク、ジェイコブセン、モーメント、グランマ・モーゼス、マンロー、オケリー、プライス、シュウォブ、シェリー、スライマン)
会期 :
- 1988年9月〜12月
会場 :
- 伊勢丹美術館 [東京]
- 大丸ミュージアム・梅田 [大阪]
- 丸井今井 [札幌]
<画像>
図録表紙より
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