ボルティモア美術館所蔵 バルビゾン派〜印象派展

2002-2003年度

米国ボルティモア美術館コレクションから選りすぐられた名品を通して、バルビゾン派から印象派に至る美術の動向を辿ります。

1914年に設立した米国メリーランド州のボルティモア美術館は、数世代にわたるボルティモア市ゆかりの篤志家の寄贈・寄託により形成され、非常に質の高い美術品を幅広く収蔵していることで知られています。本展はその膨大なコレクションの中から、バルビゾン派と印象派を選りすぐり構成しました。

19世紀後半よりボルティモア市民の間ではフランス美術への関心が高まり、熱心に収集したのみならず、当時は先進的であったバルビゾン派の評価確立に貢献しました。今回の出展作品は、そうした収集家の個人的な嗜好を色濃く反映すると同時に、バルビゾン派から印象派に至る美術の動向を辿る貴重な機会となります。

出品作品 :
  • 油彩43点、版画・素描50点、彫刻 5点
会期 :
  • 2003年1月〜8月
会場 :
  • 山梨県立美術館
  • 佐倉市立美術館 [千葉]
  • 岡崎市美術博物館 [愛知]
  • サントリーミュージアム [大阪]
  • 宮崎県立美術館
Jean-Baptiste-Camille Corot

<画像>
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー
《花冠》
1865-75年頃
油彩・麻布
Photograph credit : Courtesy of The Baltimore Museum of Art
Image © The Baltimore Museum of Art

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