25歳にして短くも才気に満ち凝縮された生涯を閉じたオーブリー・ビアズリー。本展は類まれなるこの芸術家の没後100年を記念して、その足跡を辿る試みとなります。

1898年、オーブリー・ビアズリーは25歳にして、画家として短くも才気に満ち凝縮された生涯を閉じました。本展は類まれなるこの芸術家の没後100年を記念して日本及びロンドンで開催され、その足跡を辿る試みとなります。絶妙な白と黒のデッサンの中に、見事に開花した繊細な象徴主義、エロティシズム、感覚的な装飾性、そして退廃的かつ唯美主義を伴う、世紀末的感性の真髄を反映するビアズリー芸術の世界にお連れします。

出品作品 :

• 素描 34点、版画115点、ポスター16点、書籍・雑誌33点、写真6点

会期 :

• 1998年3月〜8月

会場 :

• 郡山市立美術館 [福島]
• 近鉄アート館（大阪・安倍野）
• そごう美術館 [横浜]
• 小田急美術館 [東京]

<画像>
オーブリー・ビアズリー
《孔雀の裳裾『サロメ挿絵』》
1894年
ラインブロック
(オーブリー・ビアズリーによるオスカー・ワイルド著＜サロメ＞の挿絵のための素描集)図V、1907年）
Photography by Richard Davis, V&A Photographic Studio