ポール・デルボー展
1983-1984年度
ベルギーを代表するシュルレアリスム(超現実主義)の巨匠ポール・デルボーの60年にわたる画業を回顧する展覧会です。
1897年に生まれたデルボーは、初めブリュッセルの美術学校で古典絵画を学び、1934年にデ・キリコらの作品に衝撃的な感銘を受けてシュルレアリスムの世界に足を踏み入れ、夢と幻想の独自の世界を築きあげてきました。
その長年の画業を保存し後世に伝えるため設立されたデルボー財団の運営により、1983年にデルボー美術館が開館します。本展はこのデルボー美術館の設立を祝い、画家自身と同財団の全面的な協力のもと実現しました。
1920年代から最近作まで、油彩40点の他、水彩、デッサン、版画を含む総点数125点により構成し、デルボー展としては空前の規模の回顧展となります。不思議な裸婦たち、夜汽車や古風な建物のかもしだす夢の想い出の物語 - デルボーの描く心優しい幻想のイメージの世界に皆さまをお誘い致します。
出品作品 :
- 油彩40点、水彩・素描44点、版画41点
会期 :
- 1983年10月〜1984年4月
会場 :
- 大丸ミュージアム・梅田 [大阪]
- 姫路市立美術館
- 伊勢丹美術館 [東京]
- 富山県立近代美術館
<画像>
ポール・デルボー
《トンネル》
1978年
油彩・カンヴァス
Crédit phtographique : Fondation Paul Delvaux
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