ベル・エポックとパリジェンヌ展

1991年度

ベル・エポックとして知られる19世紀末フランスと、その時代の顔とも言えるパリジャンヌのプロフィールを通して、飛躍的に進歩した版画の展開を辿ります。

Lautrec - Braintrust Inc.

植民地開発や産業化・機械化が進み、社会が急速な変化を遂げる19世紀末のフランスでは、文化、芸術、科学等、ありとあらゆる分野で頭角を現し先駆者となった女性たちが数多く現れました。

社会の急速な変化は版画の世界にも押し寄せ、数々の新しい技法が生み出されます。グラビュール(刻む)から、エスタンプ(型を押す)へ、白黒版画から色彩版画へ。こうした技術の簡易化と多様化が自由な表現を可能にし、版画は手軽に入手できる芸術として庶民に身近なものとなりました。

世界最大規模の版画室として名高いパリ国立図書館所蔵品より構成された115点の作品群を通して、版画の歴史が大きく変化し、ベル・エポックの女性が輝いていた時代をご覧いただきます。

出品作品 :
  • 版画 115点
会期 :
  • 1991年8月〜11月
会場 :
  • ナビオ美術館 [大阪]
  • 小田急グランドギャラリー [東京]

<画像>
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
《金色の怪人面装飾のある桟敷席》
1893年
リトグラフ
Crédit phtographique :
- Bibliothèque Nationale, Paris
- Jean Dubout

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