ポン・タヴェン派とナビ派

1987年度

絵画の自律性に注目し20世紀芸術につながる先駆的な作品を残したポン・タヴェン派とナビ派の創作活動をご紹介します。

19世紀末、フランス北西部ブルターニュ地方の小さな町に集ったゴーガン、ベルナール、フィリジェらによるポン・タヴェン派は、都会から遠く離れた厳しい自然と向き合いながら、従来の印象派とは異なる新しい美の形式を追求しました。このなかから、セリュジエ、ボナール、ドニらによりパリで結成されたナビ派は、輪郭線と平面性を生かしつつ、洗練された絵画様式を成立させます。両派とも、絵画の自律性に注目するなど20世紀芸術につながる先駆的な作品を残しました。

本展は、45作家の作品129点を選び、この時代の芸術運動の展開を紹介、画家が対象にどのように取り組み、いかなる美的理念を造形化したか理解できるように構成されました。

出品作品 :
  • 129 点(ドニ、ゴーガン、セリュジエ、ランソン、ボナール、ヴュイヤールなど)
会期 :
  • 1987年4月〜9月
会場 :
  • 伊勢丹美術館 [東京]
  • 新潟市美術館
  • 大丸ミュージアム・梅田 [大阪]
  • 静岡県立美術館
  • 姫路市立美術館 [兵庫]
  • 山梨県立美術館
Terres d'inspiration des peintres de Pont-Aven, nabis et symbolistes - Braintrust Inc.

<画像>
モーリス・ドニ
《ランソン夫人と猫》
1892年頃
油彩・カンヴァス
Crédit phtographique : Musée Départmental du Prieuré, Saint-Germain-en-Laye

ご利用条件 : 当ホームページに掲載されている画像・写真・テキストを含むすべてのコンテンツに関する著作権は株式会社ブレーントラストに帰属するか、または使用が許可されており、日本の著作権法および国際条約によって保護されています。特に断り書きのある場合を除き、これらを許可なく利用・複製・再配布・出版することを禁じます。

株式会社ブレーントラスト

〒108-0072
東京都港区白金4-7-19
infoatbraintrust